
Living_1
窓から見えるグリーンが心地よい。家の外に居るかのような開放感を感じられる。
通行人から良くみえる広々とした高台の土地。周りからの視線を遮りつつ、開放感のあるLDKを作り出した。ファサードから住まい手の暮らしが読み取れないのが最大の魅力。
建築家/齋藤 真二
(Atelier if 一級建築士事務所)
平屋を建てるには十分な広さの土地。だが、齋藤氏はいつも以上に土地から見える景色を入念に頭に入れていた。東西が道路に面しており、東にあたっては土地が道路より高くなっている。そのため、この土地は周りから良く見られる。今回のポイントは「周りからどうみせるか」。
目線を配慮して生活できるように、ファサードからでは間取りが読み取れない。さらに、L字型に住宅を配置し、庭に奥行きを持たせることで、通行人の目線を排除。人目を気にせず伸び伸びと庭を駆け回る子供たちの姿が印象深く残った。家の中だけでなく土地全体をデザインし、「住み心地」よりワンランク上の暮らしを追及した物件である。
建築家プロフィール/齋藤 真二窓から見えるグリーンが心地よい。家の外に居るかのような開放感を感じられる。
グレーの塗り壁を基調とし、板張りでアクセントを。植栽との調和がとれ、優しい印象に。
キッチンに立った時も庭のグリーンが眺められる。また、外で遊ぶ子ども達を感じながら家事ができ、土地全体で繋がりを感じられる
リビングの裏にはプライベートゾーン。家事動線が一直線で簡潔するため、朝の身支度もスムーズに
外とのつながりが感じられる窓。限られた空間を広く見せるための工夫が効いている。
西日を上手く取り入れるため窓配置。夕方のライトアップされた外観も味がある。
通行人からの視線を遮るためリビングの窓を控えて設計。軒の板張りがリビングと繋がっており、広がりを感じるコーディネートに。