
Facade_1
グレーのガルバリウムで統一しシンプルにまとめ上げた。窓枠やドアを黒にし、締りを持たせたファサード。
駅から近い住宅街で土地を探していた。そこで出会った角地の土地。2方向道路からの視線を遮りつつ、青空を眺める窓や開放感のある個室づくりを実現。住まい手の要望であったバスコートもプライバシーを確保し提案。空間のゆとりと豊かさを兼ね備えた住まい。
グレーのガルバリウムで統一しシンプルにまとめ上げた。窓枠やドアを黒にし、締りを持たせたファサード。
視線を気にする住まい手に寄り添い、ウッドデッキを設けて空間に奥行きを持たせることで道路からの視線を遮断。室内からは外の様子を伺え、気持ちの良い空間になった。
視線を感じさせずに光を取り入れた。青空を眺めながら食事がとれる豊かな空間。
夫婦それぞれのプライベートを大切にするために、リビングの一角に和室を。家族の気配は感じつつ、各々の時間を楽しむことができる。
バスルームの奥にはバスコートを。 湯船に浸かると空を楽しむことができる粋な演出。
キッチンの奥にはバスコートに繋がるドア。夜空を楽しむ良いスペースとなった。
階高を下げる設計は、施工の仕方によっては単に天井が低く感じてしまう結果にもなります。階段の勾配と天井の勾配のバランスを見ながらの天井施工がポイントとなりました。外観は、シンプルなだけにごまかしの効かない施工ともなっています。大工職人や左官職人の技術がしっかりかみ合った施工となりました。
建築家/矢橋 徹
(矢橋徹建築設計事務所)
駅から近く賑わいのある住宅街。北側と東側2面が道路に面した角地。土地の中に高低差があり、建物配置や高さが重要になってくる。矢橋氏は住まい手からの「プライバシーの確保」という要望に対しこの角地でどのように実現させるかが今回の課題となった。
今回LDKを2階に配置。ハイサイドの窓を設けることで視線の課題をクリア。青空を眺められる窓となり空間の豊かさをつくりあげた。1階の個室は道路からの視線を遮りつつ外の空間を楽しむことのできる一見相反する空間を。また、住まい手からの要望であったバスコートはより一層暮らしの豊かさを演出してくれている。住まい手の要望を叶えつつワンランク上の豊かさを提案できる矢橋氏ならではの住まいとなった。
建築家プロフィール/矢橋 徹